2日目の青森を後にして、秋田に移動し、
3日目は、朝から秋田市役所を訪問して秋田市の教育委員会から秋田市の学力向上に係る取り組みについて伺いました。

秋田市の学校数は、小学校45校、中学校24校、児童自立施設内学校1校(内 小中各1校)、高校2校、専修学校1校です。
児童生徒数は、約23,000人(小学生15,000人、中学生8,000人)
教職員数は、1500人(小学校900人、中学校600人非常勤講師は除く)
指導主事数は、15名、
秋田市の学力向上に係る取り組みについては4点ありました。

1点目は小中一貫した考えに立った教育の充実、

2点目は指導主事や教育委員会による学校訪問での指導

3点目は教職員研修の充実、25年度は72講座予定、専門研修において各教科の小中合同研修会、全市一斉授業研修会の開催(H22から今年で4年目)

4点目は学力調査の活用、全国学力・学習状況調査(H19~小6・中3、4月実施)

・「学習指導改善の方策」の作成・各校への配布(7月)・秋田市の調査結果概要をホームページで公開(10月)基礎学力調査(H6~小5・中2、10月実施)

・「授業改善のヒント」の配布(10月調査実施時)・調査結果の分析(各小・中学校、調査委員)

・「授業改善のポイント」作成・各校への配布(3月)・「実践事例集」の作成・各校への配布(3月)

話の中で特に秋田市の子供たちは自宅に帰って家庭においての復習を当たり前のように習慣ととしていること、復習ノートを作成して先生と毎日交換日記のようにやりとりをしていることもお聞きしました。

学級経営は子供たちとの信頼関係が重要と考え子供と接する時間を長く取るようにしているなどの話もありました。
一人ひとりを大事にして成長を見守る秋田市の取り組みは大変に勉強になりました。
その後秋田市立旭北小学校に視察に伺いました。

学校教育目標は「よりよい自分をめざす子どもを育成」であり、目標に向けて4点の重点項目に取り組んでいました。
1、確かな学力を育成する
2、豊かな情操をはぐくむ
3、たくましい心と体をつくる
4、地域とともに歩むです。
1年生から6年生まで授業の参観をさせていただきましたが、どのクラスも落ち着いていて子どもたちもよく発言していました。
特に1年生は体育の授業でしたが先生の話をよく聞いてみんなで協力しながら授業を進めている姿が素晴らしかったです。
教育委員会の話のように自宅での復習に積極的に取り組んでいることも聞きました。

世田谷の子どもたちにも少しでもお伝えして、一人一人がのびのびと成長できる環境づくりに努めて参ります。