1日目の盛岡を後にして、青森に移動し、7月4日は朝から青森県総合社会教育センターにて「地域の力で夢を育む教育支援プラットフォーム事業」を視察させて頂きました。

この事業は、文部科学省委託共同研究調査「教育支援プラットフォームの構築に関する調査研究」(平成22~23年度)・企業・NPO等による教育活動の支援について実践的な調査研究第9期青森県生涯学習審議会の提言(平成22年7月)・学校と企業・NPO等を結ぶ仕組みを構築して、学校・家庭・地域が連携した様々な学びの場や体験学習の機会の充実に取り組む必要がある。をふまえて平成24年度から県の重点事業として始めた事業であり、具体的な施策としては、「縦の連携」による取り組みとして小・中・高等学校の連携により培いたい資質、能力、態度について、体系性と継続性のある指導がなされることを目指す。

「横の連携」による取り組みとしては、学校・家庭・地域の連携により、地域や家庭におけるキャリア教育の啓発と、多様な人との関わりや実体験を伴う学習機会の拡充を図るものです。実際の運営は、青森県を6つの地区に分けて、各地区に「教育支援プラットフォーム」を設置します、まだ3地区しか設置はできていないようですが、今年度中に設置予定だそうです。

その運営は「地区協議会」が行い、各地区において企業・NPO等による教育支援活動をコーディネートするためのボランティアスタッフである「教育支援活動推進員」の方々が活動されるそうです。この教育支援活動推進員の方は、PTAのOBの方々がほとんどだそうです。今年度までは各地区協議会ごとに最大40万円の補助金が予算化されていますが、来年度からは、すべてなくなるそうで、地域の皆様の協力で運営されていくとのお話でした。

世田谷区でもゲストティーチャーや職場体験を行っていますが、なかなか受け入れていただける企業・団体が厳しい状況があります。
今後も世田谷の子供たちが現実の社会を多く経験し勉強できる環境、キャリア教育の充実が図られるよう努力して参ります。