7月6日、仙台からの帰りに新宿の東京都庁で行われた、第7回都市農地保全自治体フォーラムに参加いたしました。
このフォーラムは都内38の都市農地のある自治体が団結して保全に向けて取り組んでいるものです。
都市農地は、安全で新鮮な農産物を食卓に届けるとともに、ヒートアイランド現象の緩和や緑豊かな都市景観の保全、さらに都市住民が農に触れ合う場を提供するなど、様々な役割を担っています。しかし都市農地は、都内だけでもこの10年で、約1020ha(東京ドーム約217個分)減少しています。
このフォーラムの第1部では、主催者の代表である市区長挨拶とともに、東京都産業労働局長の挨拶、来賓である、農林水産省、国土交通省のかたの挨拶、全国農業会議所制度対策室長の挨拶、JA都市農地対策委員会委員長の挨拶、東京都農業会議会長の挨拶があり、各自治体の取り組みの紹介があり、最後に「フォーラム宣言」を採択して終了しました。
第2部では、テーマ「採れたてを食卓へ~地産地消への取り組み~」と題して山本謙治氏による講演会が行われました。
山本氏は、農産物流通コンサルタントとしてまた会社の社長としてご活躍で、現在の日本の抱えている食に関する問題点を挙げながら
特に食卓の変化をあげながら高齢化・核家族化する現在において農産物の流通の変化や販売方法の変化など様々教えていただきました。
さらに現在はB1グランプリに象徴される地方の時代が来ており、都内の農産物も特徴をもっとアピールして都内における地方の存在になることが重要であると教えていただきました。